始めに
ケヴィン・シュワンツが自身にとって最初で
最後の世界王者を獲得し、ウェイン・レイニーが不慮の事故により
その現役生活に幕をおろし、
原田哲也が世界GP参戦初年度にも関わらず世界王者の快挙を成し遂げ
坂田和人や上田昇といった日本人ライダーが世界の舞台で活躍し
最後の500㏄クラス王者に輝いた1993年という年。
この年のシーズン終了後、モータースポーツジャーナリスト
福田照男氏によって刊行されたのが「チャンピオンライダー考現学」でした。
これは世界GPで活躍するライダーたちのライディングスタイルを
当時のマシン、タイヤのトレンド、ライダーの育った背景などを加味して
分析する、言ってみれば世界GPを読み解く上でのバイブルとなりうる一冊でした。
それから27年の月日が流れ、今現在の世界GP改めMOTOGPの今のライダー
マシン、タイヤに照らし合わせて、再び、同じように読み解いてみたい。
そう個人的に思ったのが、これを書きたいと思ったきっかけです。
もちろん、考察の部分も推測が多く入る部分ですので、正しいかどうかは
疑問のつくところも多数あるかと思いますが、生暖かい目で見ていただければ
と思います。
宜しくお願いします。
管理人:suomybbbb